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■ <2022 K-Arts in Osaka: コミュニケーション> 作家・作品紹介
掲載日:[22.06.30]    照会数:5104


韓国メディアアート公募展
<2022 K-Arts in Osaka: コミュニケーション> 
作家・作品紹介

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大阪韓国文化院は韓国の国立芸術大学である韓国芸術総合学校の学生たちのメディアアート作品を日本に紹介する公募展<2022 K-Arts in Osaka: コミュニケーション>を開催します。

「コミュニケーション」を主題とする本公募展には、韓国芸術総合学校から選ばれた5つのチームが参加し、オーディオビジュアル、パフォーマンス、ゲームなどの多様な形式の作品を日本で初めて披露します。 

展示オープニングでは「アーティスト トークイベント」が行われ、今回の展示のために韓国から来日したアーティストたちが直接自分の作品についてお話します。


◆韓国メディアアート公募展 <2022 K-Arts in Osaka: コミュニケーション>

  ・会期: 2022年7月1日(金)~7月8日(金) (10:00~18:00)  
                 ※会期中 休館日なし (7月3日(日)も開館)
               
                 メタバース展示: 2022年7月1日(金)~7月15日(金)
    
                 オープニング(パフォーマンス、アーティストトークなど): 7月1日(金)(17:00~18:00)
                 ※どなたでもご参加頂けます。

・会場: 大阪韓国文化院 ミリネギャラリー・ヌリホール
・https://www.k-culture.jp
・主催: 駐大阪韓国文化院
・協力: 韓国芸術総合学校 ATラボ

※ 韓国芸術総合学校 1993年に開設した韓国初の国立芸術大学で、音楽、演劇、映像、舞踊、美術、伝統芸術の六つの分野の芸術実技を専門的に学ぶ教育機関であり、数多くの世界的な芸術家を輩出している。



1.
キム·チャヌ
キム·チャヌは自分の身体を周辺環境とぶつけて摩擦を起こし、単調な日常に新しい質感を起こす。 例えば、なにげなく投げたスプーン(スッカラク)が決めた方向にとめどなく歩いたり(<スックカラ>)、おならをする度にその音を録音する(<虚しかった私の2017年>)などの意地悪な問いと無力な決心を実践している。
線に線をつないで
私がもし地球の一つの点ならば、私は地球の自転とともに仮想の線を描いて生きているだろう。そして、その線の上には数多くの人々が生きていく。 私は彼らに手紙を送り、小さな行動を提案する。「私たち一緒に線を描いてみませんか?」 プロジェクト<線に線をつないで>は人と人の間を分ける線ではなく繋ぐ線を一緒に描こうとする。



2.
キム·スミン
現時代の芸術で「観客参加」が持つ意味と形態を多様に悩み、「参加」として生成される世界と「関係性」を探求する。 非対面のネットワークを機会に現実世界はもちろん、仮想世界での出会いにも観客との関係を拡張していきたい。
私たちに (TO US)
ホストのいる部屋に人々が入場する。ホストは人々に、次の事項に本人が属していないと思ったら、この部屋を出ることを勧める。 私たちはZOOMで繋がっています。私たちは澄んだ空の下に立っています。私たちには会いたい人がいます。私たちには願いがあります。私たちは残されています。私たちは… ホストが言う度にそれに該当しない人は部屋を出る。
がらんとした部屋に一人残った人は誰か? 部屋を空けてくれた人たちは誰か? ZOOMで繋がっていた「私たち」はどのようにして「一人」になったのか。



3.
Guinneissik ^ Iver
Guinneissik ^ Iverは、音楽的要素を借用して社会的現象をニューメディアの形式で解釈し提示する2人のアーティストチームだ。 ギナイジック(Guinneissik)は「非人間的創作行為」という個人的な指向点を設定したまま、クラシックの要素を借用しシーケンシングしたエレクトロニック音楽を創り出す。 メディアアーティストのキム·イベ(Iver Kim)はオーディオビジュアルを越えて音楽を体験できる多様な方法で視覚化するアーティストだ。
milk 'n fridge
<milk 'n fridge>は「エコーとナルキッソス」の神話からモチーフを得たオーディオビジュアル設置作品だ。この作品は、ナルキッソスが池に映った自分の姿ではなく、エコーの声と目を閉じて自分の姿を見たならば悲劇的結末を避けられたのではいか、という疑問から始まる。
<milk 'n fridge>は観客とスクリーン間の距離によってフェイズミュージック(Phase Music)ベースの電子音楽のテンポが変わり、不規則な騒音を放つ鏡のような形状から規則的なリズムを奏でる歪んだ水の形の間を行き来する。 池という閉じ込められた世界では自我を見つけることができなかったナルキッソスのように、完璧に整えられた音の中では水の虚像だけが存在する。 観客が作品内で真の自我を探すためには池の外、すなわち騒音と混沌に向き合わなければならない。




4.
Data N Sound(DNS)
Data N Sound(DNS)は、2021年にサンヒとジョン·ダソル、2人の作家により結成されたチームだ。 外部の物理的要素と関係を結ぶフィジカルサウンドワークに共通した関心を持ち、身体を利用したサウンドパフォーマンスを実験してきた。 現在、新しい感覚器官を作るインタラクティブサウンドプロジェクトである「(Um)weltウムヴェルト」プロジェクトを進めている。
HEAD&BODY
<HEAD&BODY>では、身体を現在の座標に合わせて再び感覚する方法を模索する。 身体を新たに感覚するためにパフォーマーの顔または身体全体を覆う。 パフォーマーが着用した装置は、動きに合わせて加算合成で作ったサウンドとフィールドレコーディングサウンドを再生させる。 該当パフォーマンスを通じて観客は身体が周辺環境と結ばれている関係を音で体験する。
Non-verbal Sound
<Non-verbal Sound>は、非言語的要素を代替感覚構造物を通じてデータとして収集し、直接的な意味伝達が可能なサウンドで表現したインタラクティブサウンドパフォーマンスワークだ。 代替感覚構造の役割をする「感覚タワー」は既存の視覚体系に代わって、感覚する方式を新たに再構成した。 これを通じて物体、人、さらに環境を感覚することにおいて多様な方式の拡張を提示する。



5.
YEPS
YEPSは「作業-プログラミング言語学習」の循環を可能にする創作団体として活動し、デジタルメディアがイメージと物語を自由な形式で構成させる点と、観客が一方的な観覧ではなく作品に参加し積極的に享有させる点に関心を置いている。 これまで見えなかったり、忘れられた社会の断面とストーリーをデジタルメディアとして盛り込んできた。 <離すな!、2019>、<見ないもの、見えないもの、2020>、<トルゴジ幽霊地図、2020>、<村、願い、神堂、2021>などのArt Game、Virtual Reality、Interactive Mediaワークと展示経験がある。
村、願い、神堂
韓国芸術総合学校石串キャンパスの小さな入口の近くには「願いを祈る空間」がある。 そこは、入れる時期と人数が制限された空間で、村の人たちが一堂に集まり、自身とお互いの安寧を神に祈願した空間で、本来の意味は、現在の周辺住民たちは知らないまま忘れられた。 <村、願い、神堂、2022>は、現代人に忘れられた村の共同体とコミュニケーションを象徴する空間である「石串洞都堂」を仮想空間に移し、接近性を高め、その中に込められた人々の願いと物語を視覚化することで、過去のコミュニケーション方式と現代人の考えと願いをつなげようとする。



【展示・美術】 [total : 165] ( 1 / 6 )
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