掲載日:[2019-01-21] 照会数:21427
京都国立博物館国際特別講演会のご案内
この度、文化庁「平成30年度外国人芸術家・文化財専門家招へい事業」による京都国立博物館の国際交流事業の一環として、大韓民国より姜 友邦(カン ウバン)先生をお招きし、日韓の仏教美術に関する研究成果の一端をご紹介いたします。
姜先生は、韓国国立中央博物館の要職、慶州国立博物館長を歴任され、現在は一郷韓国美術史研究院長、梨花女子大学人文科学大学美術史学招へい教授として精力的な研究・執筆活動を継続されており、韓国を代表する仏教美術研究者のお一人です。最近出版された『水月観音の誕生』(2013)、『青華白磁、仏画と出会う』(2015)、『民画』(2018)からは先生を代表する「霊気化生」理論についてうかがうことができます。
先生と当館とのご縁は、1975年から1976年にかけて当館を国際研修の場とされて以来のもので、1976年の特別展覧会「韓国美術五千年展」(京都国立博物館、福岡県文化会館、東京国立博物館)は先生のご尽力により開催することができました。
日本と韓国とは、中国を中心とした東アジア文化圏に位置し、両国の文化には似た面があるのは無論ですが、違う面もあります。今回、両国の仏教美術を知悉された先生の長年のご研究の成果をご紹介できるのは、当館としても光栄に感ずるところであります。皆様のご聴講をお待ちしております。
日時:平成31年1月26日(土) 13:00~17:00(開場12:30)
場所:京都国立博物館平成知新館講堂
主催:京都国立博物館
協力:文化庁、朝日新聞社、仏教美術研究上野記念財団、奈良国立博物館
講演者:姜友邦氏
「日本と韓国の仏画の新解釈―国宝子島曼荼羅と重要文化財鏡神社所蔵高麗水月観音図を中心に―」
※ 姜友邦先生の講演は日本語で行われます。
※ 定員200名、聴講無料(ただし、当日の観覧券等が必要)
※ 当日11:00より平成知新館グランドロビーにて整理券を配布。定員になり次第、配布終了します。
お問合せ:京都国立博物館
075-330-6520, e-cho@kyohaku.go.jp
プログラム
総合司会:宮川禎一(京都国立博物館学芸部上席研究員)
13:00~13:05 開会挨拶 佐々木丞平(京都国立博物館長)
13:05~15:45 講演「日本と韓国の仏画の新解釈―国宝子島曼荼羅と重要文化財
鏡神社所蔵高麗水月観音図を中心に―」 姜友邦氏
逐次通訳:趙ウニル(京都国立博物館アソシエイトフェロー)
※途中小休憩あり
15:45~16:00 休憩
16:00~16:55 日本人研究者との座談会
登壇者:姜友邦氏(講演者)
松本伸之氏(奈良国立博物館長)
谷口耕生氏(奈良国立博物館学芸部教育室長)
司会:大原嘉豊(京都国立博物館学芸部保存修理指導室長)
通訳:趙ウニル(京都国立博物館アソシエイトフェロー)
16:55~17:00 閉会挨拶 松本伸之氏(奈良国立博物館長)
※ 姜友邦先生の講演は日本語で行われます。
※ 定員200名、聴講無料(ただし、当日の観覧券等が必要)
※ 当日11:00より平成知新館グランドロビーにて整理券を配布。
定員になり次第、配布終了します。